この精密な実験器は気体の圧縮率と液化の調査に使用します。気体の臨界点の測定やP-V図での等温線(クラペイロン図)の記録ができます。SF6を試験用気体として使用します。臨界温度318.6K(45.5℃),臨界圧力3.76MPa(37.6bar)のこの気体で容易に実験が行えます。
この実験器は,透明で非常に気密性が高く耐圧設計の測定セルが含まれています。測定セルの中の体積は微調整可能なハンドルで変えられます。この変化は固定式目盛りと回転式目盛りの組み合わせで,最大体積の1/1000まで読取れます。圧力は,医療用品質のひまし油を使用した油圧システムで発生させます。測定セルと油圧システムはキャップシールで分けられ,これは体積を増加させる役割をします。この設計は,測定セルと油圧システム(オイルチャンバー)との間の圧力勾配は無視できることを示しています。圧力計は油圧の代わりに気体の圧力を,測定セルにデッドスペースを作らずに測定します。測定セルが透明なので,気体から液体へ(またはその逆のとき)相転移するときに,液体の最初の一滴や気体の最後の泡を観測することもできます。
測定セルは水槽で覆われています。循環温度調節器で温度は正確に一定温を保ちます。このことは温度計で確認できます。
実際に測定された体積,圧力。温度はP-VまたはPV-Pグラフに簡単に書き込め,定量的に正しい結果を与えます。圧力と温度補正された体積もまた標準値と比較して正しく満足する結果となります。
SF6のPV図

温度計接続時