咬合、顎関節症、そして口腔顔面痛 〜顎関節の位置に関する論争〜
最良な顎の位置,顆頭を入れるためにベストな関節の位置に関して,ここ数年論争が行われています。この件についての様々な情報と,この論争がどのようなものかにここでは焦点を当て,取り上げています。論争の問題はどこでしょうか。論点は咬合には関係ありません。論点は顎の位置にあります。人々は口々に「ここが顆頭を入れる最良の場所だ」と言い,多くの様々なアイデアが出ています。
このDVDでは,5つの関節位置である筋骨格安定位,下顎最後退位,下顎前上方位,4/7エックス線写真位,神経筋肉位と6番目の下顎位と言われる咬合嵌合位それぞれを検証し,実際の臨床でどれをどのように用いれば効果的か,そして,これら全ての位置とそれらが全てフィットする展望についてドクター・ジェフリー・P・オケソンが紹介しています。ドクター・オケソンは,咬合・顎関節症・口腔顔面痛分野の世界的権威で,長年にわたり学生・研修医・開業医への教育に貢献しており,彼の教科書は,11の言語に翻訳され世界中の教育現場でのスタンダードとなっています。ドクター・オケソンはこの論争に関して,これら全ての下顎の位置とそれらが全てフィットする展望について詳しく解説しています。
講演者:
Jeffrey P. Okeson, DMD ジェフリー・P・オケソン(ケンタッキー大学歯学部口腔衛生サイエンス部教授及び学部長,口腔顔面痛センター理事)
監訳:
富永 正志D.D.Sc.,D.D.S.(日本全身咬合学会認定医・指導医)
*日本語吹替版
*指導・解説・協力者等の所属は発売時点のものです
顆頭の位置における最新概念 Part-1
- 5つの顎関節位置
- 筋骨格安定位(The musculoskeletally stable position)
- 下顎最後退位(The most posterior retruded position)
- 下顎前上方位(The anterior protrusive position)
- 4/7エックス線写真位(What’s called a 4/7 radiographic position)
- 神経筋肉位(And the neuromuscular position)
- 中心位Centric Relation()とは
- 矯正歯科的原理Orthopedic Principle()
- 矯正歯科的原理Temporal mandibular ligament()の働き
- エックス写真の正確性
- EMG活動量評価
収録時間:62分
顆頭の位置における最新概念 Part-2
- 5つの下顎位のコンセプト
- 6番目の下顎位:咬合嵌合位
- TMJ症状が緩和された9つの理由
- 3~4歯の補綴処置
- 咬合高径増加に伴う3つの懸念
- TMJ患者のマネージメント
収録時間:52分