マッサージスコアで学ぶオイルマッサージ
口伝(くちづて),反復練習でもなかなか説明しきれなかった面圧をマッサージスコアを利用したことでリアルタイムで確認出来ます。順序を覚えても本当のコツを理解したことにはならない,そのように感じている皆様へ,全く新しい次元の練習方法が開かれます。
- オイルマッサージを行う前に
- 密着度のトレーニング
- 圧力の方向のトレーニング
- 伏臥位下肢のオイルマッサージ
- 背部のオイルマッサージ
- 伏臥位から仰臥位への体位変換
- 仰臥位下肢のオイルマッサージ
- 仰臥位上肢のオイルマッサージ
- デコルテ・スカルプのマッサージ
- まとめの叩打法
収録時間:60分
-
密着度の足りない手技
-
密着度に注意している手技
密着度の足りない手技(左)は指先が触れていないので,母指球,小指球のマッサージスコアだけが出ています。密着度に注意しているスコア(右)とは異なるのがわかります。
監修者:長谷川尚哉より
これまであん摩マッサージ指圧行為の技術指導には挿画とコメント,口頭での指導しか方法がなく,施術の圧力を指導することは行われてきませんでした。私はその重要な不足を補うべく,マッサージスコアと呼ばれる圧力譜を併記する方法で,より簡便に施術で最も重要な「力加減」を指導する事を可能にしました。これは業界の革命であると思っています。これにより短期間で,効率的にあん摩マッサージ指圧行為指導の教育がよくなることを願ってやみません。
推薦の言葉
生体を構築している60兆個とも言われる細胞群は,一定のリズムで活動しながら生命体を維持しております。 また生体内を遊走している免疫系の細胞群は,病原菌の感染や癌などの発生に対して,互いに情報を交流しながら生体を保護する役目を果しております。 さらに,免疫系の細胞群は脳の神経細胞とも対話しながら生体の恒常性を保っています。 そうした生体の動態力学(神経系と免疫系との対話)を私は以前より楽譜を利用して説明し,解説して参りました。 このところ,人間の生命の基本体である遺伝子を構成する塩基の配列を楽譜化し,音楽と遺伝子とに接点のあることが求められ,音楽という音の情報が脳の神経細胞や免疫細胞の遺伝子に伝達され,その結果,人の心を癒すことになると示唆されています。 長谷川尚哉君が考案したマッサージの表記法は,今までなかったテーマを具現化し,画期的な情報を提供していると思います。 見せてもらった新しいDVDは理論と実際とに沿って解説し,5指による加圧を五線楽譜に照合した手法を使い,リズミカルかつゆったりと心と体への癒しとなる実技としてオモシロイと思います。
久留米大学名誉教授 横山三男先生
講師プロフィール
長谷川 尚哉氏
- はり師,きゅう師,あん摩マッサージ指圧師
- 東洋鍼灸専門学校非常勤講師
- 神奈川衛生学園非常勤講師
- 筑波技術大学客員研究員
- ITECアロマセラピスト
- 日本東洋医学系物理療法学会理事
- 大磯治療院院長
*指導・解説・協力者等の所属は発売時点のものです