

電場と磁場における陰極線を観察し,磁気偏向を静電偏向によって補償したり,磁界内の電子の曲率半径を確認したりすることにより,比電荷e/mを算定することができます。さらに電子速度を推定することもできます。
この電子管球には平板コンデンサーが組み込まれているため,陰極線を静電的に偏向でき,またヘルムホルツコイル(U185051)を使えば磁気的に偏向させることもできます。陰極線の経路は蛍光板状で可視化され,蛍光板上にある,線軸に対して10度傾斜したスケールで経路を確認できます。

ソケット式のホルダー

陰極線管は差し込むだけ
S型は陰極線管ホルダーにソケットがあるため,複雑な配線の取り回しは不要です。陰極線管と電源コードを接続する必要はありません。陰極線管をホルダーに差し込むだけで簡単に実験ができます。
観察用加熱陰極管には,500V以下とそれ以上の電圧で作動するものもありますが,5kVまでなら管球外での電離放射線は発生しないので,放射線保護対策を施す必要はありません。