月刊メールマガジン2014年8月号

2014年08月25日 (月曜日)

2014

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タブレット付BLSシミュレーター登場! CPRリリーPro

◆ 3B月刊メールマガジン 8月号 vol.110 ◆

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今月号の内容:
┌目次─────────────────────────────┐
1. 新製品のご案内  ~BLSシミュレーター タブレット付~
2. 先生のコラム「時間の物差し」 ~東西の肩凝り(肩引き、痃癖)~
帝京平成大学教授 竹内京子先生
3. 月刊学会情報
4. 編集後記
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1. 新製品のご案内
~ BLSシミュレーター タブレット付 ~
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医療シミュレーター > 心肺蘇生・一次救命
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お問合せはどうぞこちらへ : メール  mag_3b@3bs.jp
フリーダイヤル(ユーザー様専用) 0120-300-056

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2. 先生のコラム
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「時間の物差し」
~東西の肩凝り(肩引き、痃癖)~
帝京平成大学教授 竹内京子先生

「肩凝り」という言葉は西洋人にはないと言われていますが、
私たちの肩凝りに似た症状は西洋人にもあります。
しかしその場合、別の言葉で言い表されます。
何故、そのように違ってきたのでしょうか。
おそらく、日本人の「肩」と西洋人の「shoulderショルダー」
の定義(肩の範囲)が違っていることが原因だと思います。
西欧人の「肩」の概念は、関節包で包まれた「肩関節」の領域と
その領域に対応する皮膚の狭い領域であって、解剖学用語にも
明記されていない曖昧な領域です。
日本人の感覚では、肩先(肩峰:カタサキ、ケンポウ)の
深部にあたる領域でしょうか。
解剖学的な肩関節は、肩甲骨の関節窩と上腕骨頭との間の
「肩甲上腕関節(狭義の肩関節)」です。
この肩甲上腕関節と、この関節の上層にある肩甲骨の肩峰と
鎖骨肩峰端が作る「肩鎖関節」が西洋人の肩の領域になると
思うのですが、筋と皮膚に覆われた深層にあるこれらの
「関節包」の領域は体表からは確認困難です。
一部の解剖学の本では「肩関節を被う三角筋の部位(領域)が
肩に相当する」と書かれていますが、三角筋部全域だと少し
領域が広すぎるような気もいたします。
異論はともかく、西欧人の「肩」は、肩甲上腕関節の領域であり、
体表から見た場合は、ショルダーバックのヒモが引っかかる
肩鎖関節周辺領域であることは間違いなさそうです。
では、日本人の「肩」の概念はというと、これは美術解剖系の
体表観察の本にもはっきりと書かれていますが、昔から「肩」は、
首の付け根から両側、カタサキ(肩峰)まで広がる体幹上部の広い
領域であります。
体表解剖学的には肩甲上部から頚の領域で、僧帽筋上部線維が
覆っている領域です。
前方は鎖骨後縁、後方は肩甲棘、外側が肩峰に囲まれた領域です。
これならば、「肩を揉む」「肩に手を置く」「肩が凝る」「肩で
風を切る」と言う言葉の意味が理解できそうです。
そして、肩凝り筋の代表が僧帽筋であることに加え、肩をつくる
上肢帯(肩甲帯)の骨である肩甲骨と鎖骨、肩関節をつくる上腕骨、
これらの骨の動きに関わるすべての筋のいずれかが「凝ってし
まった」場合に、「いわゆる肩凝りね」という事でどんどん範囲が
広がっていったのが日本人の「肩凝り」のような気がしています。
西洋ではこのような場合、首筋の筋が凝った、背中の筋が凝った、
腋の下の筋が凝ったなど特定の部位や筋の名称が付いた「凝り」
になります。
しかし、重症化して複雑な症状が出た場合、個別の対応だと
表現が複雑になり面倒です。
そのうち、GetaやSushiのように重症化した首すじの筋の凝り、
背中の筋の凝り、腋の下の筋の凝りをひとまとめにして
「Katakori」 なんて和製英語が広まると便利なんだけど、
と期待しているところです。
現在、肩甲ナビ(かたなび:当て字)というナビナビシリーズ
第二弾を作成中で、そのまとめの過程で得た「肩凝り」に関わる
知見の一部をコラムに寄せてみました。
では、また来月。

<ご意見をおきかせ下さい>
▽竹内先生へのご意見・ご感想や、コラムで感じたこと、
また先生にお聞きしたいことなどもお送りください。
宛先は mag_3b@3bs.jp まで。 お待ちしてます!

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3. 月刊学会情報
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9月出展予定

・日本摂食・嚥下リハビリテーション学会 第20回日本摂食・嚥下リハビリテーション学会学術大会
期間:H26/9/5~H26/9/7
場所:東京都・京王プラザホテル

・日本口腔インプラント学会 第44回日本口腔インプラント学会学術大会
期間:H26/9/12~H26/9/14
場所:東京都・東京国際フォーラム

弊社(日本スリービー・サイエンティフィック)は
上記学会・展示会に出展予定です。 是非この機会にお越しくださいませ。
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H26/9/1
ヘルスカウンセリング学会 第21回ヘルスカウンセリング学術大会
千葉県・市川市文化会館

H26/9/4~H26/9/5
日本人間ドック学会 第55回日本人間ドック学会学術大会
福岡県・福岡国際会議場

H26/9/9~H26/9/12
日本獣医学会 第157回日本獣医学会学術集会
北海道・北海道大学 高等教育推進機構

H26/9/10~H26/9/12
日本移植学会 第50回日本移植学会総会
東京都・京王プラザホテル

H26/9/11~H26/9/12
日本診療情報管理学会 第40回日本診療情報管理学会学術大会
岩手県・マリオス、アイーナ

H26/9/11~H26/9/12
日本口腔・咽頭科学会 第27回日本口腔・咽頭科学会総会 学術講演会
北海道・ホテルライフォート札幌

H26/9/11~H26/9/12
日本脊髄障害医学会 第49回日本脊髄障害医学会
北海道・旭川グランドホテル

H26/9/11~H26/9/13
日本産科婦人科内視鏡学会 第54回日本産科婦人科内視鏡学会
鹿児島県・城山観光ホテル

H26/9/12~H26/9/14
日本認知療法学会 第14回日本認知療法学会・第18回日本摂食障害学会学術集会合同学会
大阪府・大阪国際会議場

H26/9/13~H26/9/14
日本母性衛生学会 第55回日本母性衛生学会総会・学術集会
千葉県・幕張メッセ

H26/9/13~H26/9/15
日本歯科衛生学会 日本歯科衛生学会第9回学術大会
埼玉県・大宮ソニックシティ

H26/9/17~H26/9/20
日本排尿機能学会 第21回日本排尿機能学会
岡山県・岡山コンベンションセンター

H26/9/18~H26/9/20
日本磁気共鳴医学会 第42回日本磁気共鳴医学会大会
京都府・ホテルグランヴィア京都

H26/9/19~H26/9/21
日本緑内障学会 第25回日本緑内障学会
大阪府・大阪国際会議場

H26/9/19~H26/9/21
日本音楽療法学会 第14回日本音楽療法学術大会
愛知県 名古屋国際会議場

H26/9/19~H26/9/20
東日本整形災害外科学会 第63回東日本整形災害外科学会
東京都・京王プラザホテル

H26/9/19~H26/9/21
日本体力医学会 第69回日本体力医学会大会
長崎県・長崎大学文教キャンパス

H26/9/20~H26/9/22
日本心臓血管麻酔学会 日本心臓血管麻酔学会第19回学術大会
大阪府・ホテル阪急エキスポパーク

H26/9/20~H26/9/21
日本歯科技工学会 日本歯科技工学会第36回学術大会
北海道・北海道大学学術交流会館

H26/9/20~H26/9/21
日本糖尿病教育・看護学会 第19回日本糖尿病教育・看護学会学術集会
岐阜県・長良川国際会議場、岐阜都ホテル

H26/9/24~H26/9/27
日本産業衛生学会 第24回日本産業衛生学会産業医・産業看護全国協議会
石川県・金沢市文化ホール

H26/9/25~H26/9/27
日本生物物理学会 日本生物物理学会第52回年会
北海道・札幌コンベンションセンター

H26/9/25~H26/9/27
日本臨床免疫学会 第42回日本臨床免疫学会総会
東京都・京王プラザホテル

H26/9/25~H26/9/27
日本癌学会 第73回日本癌学会学術総会
神奈川県・パシフィコ横浜

H26/9/25~H26/9/27
日本鼻科学会 第53回日本鼻科学会総会・学術講演会
大阪府・コングレコンベンションセンター

H26/9/26~H26/9/27
日本神経心理学会 第38回日本神経心理学会総会
山形県・山形テルサ

H26/9/26~H26/9/28
日本医学放射線学会 第50回日本医学放射線学会秋季臨床大会
兵庫県・神戸ポートピアホテル

H26/9/26~H26/9/28
日本心臓病学会 第62回日本心臓病学会学術集会
宮城県・仙台国際センター、他

H26/9/27~H26/9/28
日本医療薬学会 第24回日本医療薬学会年会
愛知県・名古屋国際会議場

H26/9/30~H26/10/3
日本胸部外科学会 第67回日本胸部外科学会定期学術集会
福岡県・福岡国際会議場、福岡サンパレスホテル&ホール

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5. 今月の編集後記 by えん
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家で探しものをしていたら、
私の小学6年生の時の通知表がでてきました。
成績に愕然としました。
知らないうちに過去を美化していました。
もう少し良い成績だと・・。
先生や親のコメントなど、
30歳を過ぎた今、見返すと懐かしさに浸れますね。
長女は来年から小学生です。
勉強も大事ですが、気の合う友達を作って
楽しく過ごして欲しいものです。
・・私のような成績の通知表を持ってきたら、
少し心配になりますが。

それでは今月はこの辺で。
来月号をどうぞお楽しみに!