月刊メールマガジン2016年12月号

2016年12月25日 (日曜日)

2016

□■—————————————————■□
リハビリ・手技療法DVD、選りすぐりの新作7シリーズ

『3B月刊メールマガジン 12月号 』vol.137

■□—————————————————□■
今月号の内容:

┌──【目次】──────────────────┐
1. 製品のご案内 ~リハビリ・手技療法DVD~
2. 先生のコラム「時間の物差し」~ヒトの成長~
(一財)健康教育学研究所 所長
元帝京平成大学教授 竹内京子先生
3. 月刊学会情報
4. 編集後記
└────────────────────────┘

—————————————————————–
1. 新製品のご案内 ~リハビリ・手技療法DVD~
—————————————————————–

■肩関節周囲炎に対するセラピー
肩関節周囲炎の病態把握のポイントや、
触診・上肢操作の基本などを山口光國
先生が講義したセミナーをDVD化。
クライアントへの触れ方、持つ位置、
動かし方など、 セラピスト自身の
意識を重視したアプローチ方法を
重点的に解説。
全3巻セット:21,000円+税
各巻:7,000円+税
/soft/pt/w63813.htm?mmail&m

■歩行機能獲得のためのバイオメカニクスと治療アプローチ
「バイオメカニクス」と「進化のプロセス」
の観点から、ヒトの直立二足歩行を可能
にするメカニズムや機能解剖、そして
治療アプローチについて石井慎一郎
先生が講義したセミナーをDVD化。
セミナーならではのちょっとした
余談にも、臨床のヒントが満載です。
全8巻:50,000円+税
各巻:7,000~18,000円+税(パートDは3枚組)
/soft/pt/w63817.htm?mmail&m

■足の機能解剖と歩行分析
~下肢からみた動きと理学療法の展開~
唯一地面に接する部位である足は、
身体機能改善を主たる目的として
いる理学療法士にとって欠かせない
重要な部位です。
足の機能解剖、足部各関節での運動
連鎖、歩行立脚相における各期での
動き、歩行分析のポイント、そして
足底板の考え方などについて実技を
交えて入谷誠先生が解説します。
全4巻セット:32,000円+税
各巻:8,000円+税
/soft/pt/w63822.htm?mmail&m

■腰痛に対するシステマティックな評価とアプローチ
~病態を判別する機能評価と病態に応じた運動療法~
腰部の機能解剖と病態の理解から、
病態を判別する機能評価、そして
病態に応じた運動療法までシステマ
ティックな理学療法の展開を解説。
理学療法士が病態理解を深めることで
医師と密に連携することができ、
これまで解らなかった痛みの原因の
理解や、新しい気づきに繋がります。
全4巻セット:28,000円+税
各巻:7,000円+税
/soft/pt/w63827.htm?mmail&m

■脳卒中後遺症者へのニューロリハビリテーション
~急性期から回復期の麻痺改善を目指す徒手的介入~
脳卒中後の動作再獲得のためには、
早期から積極的に姿勢コントロールを
意識した麻痺側への介入が重要という
考えのもと、片麻痺者における動作の
困難性について、その理由をリーズ
ニングするための知識や、姿勢制御
機構の再構築化も含めた正しい情報を
入力するための徒手的介入などについて
スライドや実技を交えながら解説。
全4巻セット:25,000円+税
各巻:5,000~8,000円+税
/soft/pt/w63837.htm?mmail&m

■石井慎一郎の『基本動作のメカニズムと動作分析シリーズ』
基本動作のメカニズムを理解し、問題
志向型の動作分析の手法と、動作障害に
対する治療介入の基本能力を獲得する
ことを目標として、石井慎一郎先生
ならではの熱意あふれるわかりやすい
講義で、4編に渡ってとことん解説。
1 臨床動作分析の概論と姿勢制御のバイオメカニクス
12,000円+税(2枚組)
/soft/pt/w63845.htm?mmail&m
2 寝返り動作・起き上がり動作のバイオメカニクスと動作分析
14,000円+税(2枚組)
/soft/pt/w63846.htm?mmail&m
3 起立動作・着座動作のバイオメカニクスと動作分析
18,000円+税(3枚組)
/soft/pt/w63847.htm?mmail&m
4 歩行のバイオメカニクスと動作分析
14,000円+税(2枚組)
/soft/pt/w63848.htm?mmail&m

■トム・マイヤーズ Anatomy Trains セミナー2015

「筋膜ネットワークのトレーニング」と
「背骨のテンセグリティー」の2つの
コースを設け、講義および実習を
行っています。
「筋膜ネットワークのトレーニング」
では、筋膜ネットワークの弾性を強化
するための動きのトレーニングを、
実践的に紹介。
「背骨のテンセグリティー」では、
アナトミートレインのシステムに
基づいた背骨とその周辺組織に関する
解剖学、ボディリーディング、そして
筋膜リリースのテクニックを紹介
しています。
全8巻セット:45,000円+税
「筋膜ネットワーク」編:24,000円+税(4枚組)
「背骨のテンセグリティー」編:24,000円+税(4枚組)
/soft/pt/w63842.htm?mmail&m

┏▼お問合せはどうぞこちらへ
メール:mag_3b@3bs.jp
フリーダイヤル(ユーザー様専用)0120-300-056

——————————————————-
2. 先生のコラム
——————————————————-
「時間の物差し」
~ヒトの成長~
(一財)健康教育学研究所 所長
元帝京平成大学教授
竹内京子先生

子供たちにスポーツ・運動を教えて
いる人たちから、いつも沢山質問を
頂きますが、先日はこんなテーマで
話を聞きたいという課題を頂きました。
大人と子どもの骨格の違いについて、
外見からではわからない内部の違い、
つまり、なんとなくの骨格の大きさの
違い以外にどんなことがあるのか、
そして筋のつき方や動きかたは大人と
一緒なのか、それとも何か特徴がある
のか、ということを話してほしい、
という課題です。
この他にも短時間の講義に盛りだく
さんの課題を頂きましたが、今月は
この課題の内容に共通するキーワード、
~成長~に関することを話題にして
みたいと思います。
さて、たった1個の受精卵が、9か月と
ちょっとで、数十兆個の細胞の塊、
「人体」になるのですから、数の増え方
を考えるとまるで~ネズミ算~ですね。
ちなみにこの成長過程を学ぶ学問は
「発生学」と言います。
受精卵の大きさは直径約200ミクロン、
出生時の身長は50cm程度なので、
ヒトは約25,000倍の長さになって
生まれてきます。
生後は身長150cm程度の小柄なヒトで
75,000倍、180cmの人では90,000倍に
なります。すごい数字です。
受精卵は~球形の細胞~の中では一番
大きいものですが、骨格筋の細胞は
もっと大きいです。骨格筋細胞は細長
くて直径100~150ミクロン程度ですが、
長さは1cm程度から十数cmまで様々です。
つまり長さは直径の100~1000倍以上
あるということです。骨格筋細胞は
細長く線のように見えるので筋線維
(繊維)と呼ばれます。
神経細胞は、核のある細胞体の多くは
直径50ミクロン程度ですが、突起が
たくさんあって、その中にはとても
長いものがあります。脊髄神経として
足の皮膚や筋に分布する~神経~は、
神経細胞の突起が長く伸びたものの束
ですが、これらは1m以上にもなります。
1mは1,000,000ミクロンですから~長さ~
の成長は無限に近いほどのイメージです。
身体を構成している細胞の数や、形が
変われば当然、身体全体の状態も変化
します。身体の成長には速い部位(器官)
と遅い部位があるので、成長の速度が
違うと体全体、つまり見た目で身体の
割合(プロポーション)が違ってきます。
内臓諸器官と循環器、感覚器、神経系は
「生きる」ために必要な臓器であり機能
ですので、比較的早く成長します。
特に神経系は早くて、小学校に入る頃に
量的に脳や眼球が大人の大きさになります。
それに伴って、容れ物である脳頭蓋・
眼窩の骨、胴の骨が早く成長します。
骨の中では顎の骨や上肢・下肢の骨は
ゆっくりです。このため見た目の身体の
プロポーションに加齢的変化が生じます。
大別すると、骨の成長の速さには
体幹>四肢、頭の骨>顔の骨、の関係が
あります。そのため、幼児と大人では
顔つきが違ってきます。
誰もが判る大人と子どもの違いは、
眼の位置と顎の形でしょうか。
幼児は頭と眼の大きさに比べて、鼻から
顎までの骨格が小さく、距離も短い。
すなわち幼児はおでこが広くて眼の
位置が顔の真ん中あたりでとても可愛い。
その可愛いと思っていた幼児が加齢に
伴い、だんだん顎の骨が成長して、
最後は大人の顔になる。
顎の骨は歯の数が20本から32本に増える
影響が大きく、次いで咀嚼筋の発達の
影響が大きいです。
そして歳をとって咀嚼力が低下し歯が
入れ歯になると、顎の骨が退化して、
また口元が縮小して、顔つきが変わって
きます。皮膚も筋力的に重力の影響を
受け、垂れ下がってきます。
これは美容整形で顔の皮膚や鼻の骨を
いじくってもどうしようもない部分です。
なので、私は悲惨な顔つきにならない
ように、日頃の手入れが大事かと、
皮筋の筋トレ(表情筋や咀嚼筋を動かし
ているだけですが)と歯磨きだけは
歯医者さんのご指導のもと、きちんと
やるように努力しております。
といっても、ワープロ文章をうちながら
声を出して読み直す程度の筋トレですけど。
学問としては、出生後から大きさと
機能が最高レベルになる(成体になる)
までを学ぶのが「発育学」、成体(成人)
の身体について学ぶのが「解剖学(構造)
や生理学(機能)」、身体の衰えの始まり
から死に至るまでについてを学ぶのが、
「老年学」になります。
そして本来の加齢、agingは受精卵から
死にいたるまでの全期間が含まれます。
今年もよい~加齢~の年をお過ごし
でしたでしょうか?
来年も良いお年をお迎えください。
では、また来年。

<ご意見をおきかせ下さい>
竹内先生へのご意見・ご感想、コラムで感じたこと、
先生にお聞きしたいことなどもお送りください。
┏▼宛先は、
mag_3b@3bs.jp
まで。お待ちしてます!

——————————————————-
3. 月刊学会情報
——————————————————-

H29/1/13~H29/1/15
日本病態栄養学会 第20回日本病態栄養学会年次学術集会
京都府・国立京都国際会館

H29/1/14~H29/1/15
日本成人病(生活習慣病)学会
第51回日本成人病(生活習慣病)学会学術集会
東京都・都市センターホテル

H29/1/25~H29/1/27
日本疫学会 第27回日本疫学会学術総会
山梨県・ベルクラシック甲府

H29/1/26~H29/1/27
日本口腔腫瘍学会 第35回日本口腔腫瘍学会総会・学術大会
福岡県・福岡国際会議場

H29/1/27~H29/1/28
日本総合健診医学会 日本総合健診医学会第45回大会
千葉県・東京ベイ舞浜ホテル クラブリゾート

H29/1/27~H29/1/29
日本眼科手術学会 第40回日本眼科手術学会学術総会
東京都・東京国際フォーラム

——————————————————-
4. 今月の編集後記 by まさ
——————————————————-

先日、東京から弟が帰省しました。
弟の帰省にあわせて弟の会社の
パキスタン出身の方がビリヤニという
カレーピラフのような米料理を
弟に持たせてくれました。
ありがたい話ですが、頂いた量が
とにかくものすごい量で見たときは
どうやって全部食べようかと
考えてしまうほどでした。
しかし、このビリヤニ、食べてみると
想像を上回るおいしさで、家族全員で
3食連続で食べていたらあっという間に
なくなりました。
子供はかなり辛いと言っていました。
新潟でもビリヤニを食べられる所を
探してみたいと思います。

それでは今月はこの辺で。
来月号をどうぞお楽しみに!