『月刊3B 6月号 』vol.179

2020年06月25日 (木曜日)

2020

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 『浣腸・摘便・直腸診のトレーニングモデル』

  月刊3B 2020年6月号 vol.179

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今月号の内容:

┌──【目次】──────────────────┐
  
 1. 新製品のご案内
  ~排便ケアトレーナー~
 2. 先生のコラム「時間の物差し」
  ~味のバランス~
  (一財)健康教育学研究所 所長
  元帝京平成大学教授 竹内京子先生
 3. 編集後記
 
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    << 重 要 >>

  キャッシュレス5%還元事業について     
●〇———————————-〇●

 明日、2020年6月30日出荷分までが
 キャッシュレス還元対象です。

 明日、午前中までのご注文で、
 在庫があり当日出荷が可能な
 商品が還元対象となります。

 ※在庫状況により即日出荷できない
  商品もありますので、ご注文前に
  還元対象になるか確認したい方は
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1. 新製品のご案内 ~排便ケアトレーナー~

■排便ケアトレーナー

臀部・大腿上部・肛門を実物大で再現し
浣腸(油性停留、リターンフローなど)、
座薬投与、摘便、直腸診、直腸刺激の
リアルな練習ができます。

臀部上方は柔軟性があり、
肛門へのアクセス時は実際さながらの
臀部を広げる動作が求められます。

固形便・水様便に対する清拭の練習も
可能です。

価格:119,000円+税
https://www.3bs.jp/simulator/adult/p16.htm
 

┏▼お問合せはどうぞこちらへ
メール:mag_3b@3bs.jp
フリーダイヤル(ユーザー様専用)0120-300-056


2. 先生のコラム

「時間の物差し」 

 ~味のバランス~ 

(一財)健康教育学研究所 所長
 元帝京平成大学教授 
 竹内京子先生

「美味しい!」と思って食べる味には
2種類あるようです。

日々食べ続けられる
「食べ飽きない普通の味」と、
「美味しい!」「美味しい!」と
舌つづみを打って食べる
「美味しいご馳走」の二種類です。

前者の食事は簡素でなかなか
飽きない食事です。
時に、いつもより美味しくない、
と思いながらも食べてしまえる味。

後者は、連日食べると食傷気味になり、
暫くは食べる気にならない珍しさも
加わる美味しさだと考えています。

なんでも美味しそうに食べている
父親を見て、毎日食べる食事が
美味しいと、たまに食べるごちそうは
一層美味しく味わえる、そして食事を
美味しくするのも、まずくするのも、
自分の気持ち一つで変わるという
ことを学びました。

それでも、できれば二度と経験したく
ない味として、進駐軍(在日米軍)
援助物資の脱脂粉乳付き小学校の
給食があります。
とにかく美味しくなかった。

米国産の脱脂粉乳と、太い葉脈の軸
しかないキャベツと、人参とネギの
ぶつ切りに、ビーフンか春雨と
ソーセージの切れ端が一個の中華風
野菜炒めと、コッペパンとマーガリン
という組み合わせでした。

口の中にミルクを長居させるなんて
考えられず、最初に息を止めて一気に
ミルクを飲み干し、直ちにぱさぱさの
コッペパンとマーガリンを半分ほど
口に入れ、残りは野菜炒めと一緒に
食べてお終いという食べ方でした。
どうしようもなくミスマッチの味の
組み合わせだったという記憶しか
残っていない給食でした。

日常経験する「味」は、生理学的には
甘み、苦み、酸味、塩味の4種類に
日本人が科学的に立証した「うま味」
が加わった5つの基本味と、生理学的
には触覚に近い感覚と考えられている
渋味や辛みを加えて、様々な「味」が
出来上がっています。

それぞれに多数の味物質があるので、
その割合や量の組み合わせにより
「味」は無数に出来上がります。

そして、多様な味の認知には「味」に
関わる複雑なシステムが関与します。

「味」は単純に味覚器から脳に伝わる
情報だけでなく、過去の味わいの経験
とかかわる匂い記憶や目の前の食材の
状態の(硬さ、柔らかさ等)記憶が
呼び出され、その結果、美味しそう、
不味そうという「味」の予測が行われます。

これが想定どおりではなかったら、
新たな記憶情報とし書き換えられていき、
次の食材の事前評価の時に使われます。

また辛みなどを伝える痛覚、食感
(渋み、硬さや、柔らかさなど)を
伝える触覚、食物の温度を伝える
温冷覚、咀嚼時の音という聴覚情報
なども複雑に絡みあって味の認知が
おこなわれますし、さらにその時の
体調も味覚の認知に影響します。

こうして最終的に「脳」が受け入れた
味は「美味しい」とか「食べられる味」
となり、「脳」が受け付けない味は
「いやな味」あるいは「不味い味」
として記憶に残っていくようです。

食事を美味しくするのは、誰かに
与えられた「美味しい***」
「体の***に良い」の「味」では
なくて、積極的に味わって食べよう
とする食べる側の努力も必要です。

これからもできるだけ食材が持つ
本来の味を味わいながら、美味しい
食事をしたいと思っています。

では、また来月。

<ご意見をおきかせ下さい>
竹内先生へのご意見・ご感想、コラムで感じたこと、
先生にお聞きしたいことなどもお送りください。

┏▼宛先は、
mag_3b@3bs.jp
まで。お待ちしてます!


3. 今月の編集後記 by 微

新潟は緊急事態の宣言が解除され
県立図書館も開館しましたが、
基本的には,電話やHPで予約した
図書をカウンターで貸し出す
というものです。
閲覧室も一部開放されていますが,
閲覧を目的とはせず図書を探すため,
ということです。

県立図書館のHPでも「極力,予約の上,
準備のできた貸し出し希望図書を取りに
来るように」とアナウンスしています。

それでも貸出期間が一律6月末までと
かなり長くなっていたので,せっかく
なので何冊か借りてきて読みました。
結構バラけたセレクトで借りたので,
取っ替え引っ替え読んでいる状態でした。

来月,また借りに行きたいと思っています。

それでは今月はこの辺で。

来月号をどうぞお楽しみに!